エリア特集:浅草

ぽっかり予定が空いた一日。せっかくできた一人時間、お手軽にいけるのに観光気分がしっかり満喫できる、下町情緒の浅草へ。ガイドブックに必ず載っている名所や有名店はもちろん、ちょっと足を伸ばして、専門街や隠れ家的神社仏閣まで。気になる一コマに出会うたび、心ゆくまで歩みを止めれば、一人ゆっくりと巡らなければ見えてこなかった、新たな魅力が見えてくる!


そもそも御朱印って?
墨文字と朱色の押し印から成り、神社や寺院にお参りし、300円~500円の奉納でいただける“御朱印”は、いわば参拝の証。寺社ごとに個性的な書体はアートのごとく1枚ずつ手書きされるため、同じものは存在しない。


雷門や五重塔を有する浅草の代名詞「浅草寺」

浅草寺

重さ500kgにもなる大提灯や高くそびえる五重塔、観音様が眠る本堂はじめ、見所が詰まった浅草観光の一大要所。七福神の大黒天は本堂隣、「影向堂」に祀られており、浅草寺にある3つの御朱印すべてが、ここに併設の御朱印所で受けられる。

浅草寺

写真左:記号のように見えるのは、仏教に伝わる梵字の「サ」。浅草寺の本尊であり、その下に書かれた「聖観世音」を意味している
写真右:御朱印所がある影向堂近くの池には鯉が泳ぎ、日本に現存する、最古の石橋も見られる。
→ 浅草寺



江戸っ子の血が騒ぐ三社祭で知られる「浅草神社」

浅草神社

浅草寺本道の隣に佇み、浅草寺創建の発端となった3人の神が祀られる神社。“三社さま”の愛称で親しまれるのも、この3人の神に由来。「喧嘩と花火は江戸の華」を絵に描いたような荒ぶる御輿の練り歩きで有名な、三社祭でも知られている。

浅草神社

写真左:御朱印は商売繁盛の「恵比寿」の文字に、釣った魚を入れる魚籠がモチーフの押し印
写真右:神の使いとして鎮座する2体並んだ「夫婦狛犬」には、良縁、恋愛成就、夫婦和合のご利益が。
→ 浅草神社



緑豊かな丘に佇む、静隠なる寺院「待乳山聖天」

隅田川沿いの小高い丘の上に建ち、木々に囲まれた境内は都会の喧騒を忘れさせてくれるオアシス。ご本尊の聖天さまをお守りする毘沙門天は、七福神の一つ。守護役にふさわしく勇ましい姿をされ、悪霊を退散して福をもたらすと伝えられている。ここでは本堂にあがり、御朱印が受けられる。 → 待乳山聖天



福を招き入れる“招き猫”発祥の地「今戸神社」

温和な顔をした福禄寿は幸福・安定・長寿を授ける福の神。日本神話において初めて結婚をした“いざなぎのみこと”夫婦も祀ることから縁結びのご利益も名高く、また浅草・今戸地区に続く今戸焼きがあり、招き猫発祥の地となっている。御朱印にはやさしい表情をたたえた福禄寿に恋愛成就を示すペアの招き猫の押し印が押される。 → 今戸神社



樹齢700年“大銀杏”も見逃せない「橋場寺不動院」

橋場寺不動院

東京スカイツリーを望む、白鬚橋から程近く。細く、趣深い参道の先にひっそりと佇む。江戸時代に建てられた現在の本堂もさることながら、境内に植えられたイチョウは樹齢約700年。御利益を得ようと、この大木に抱きつく参拝者も多いとか。

橋場寺不動院

写真左:布袋尊はふくよかな神さま。「布」の字など、文字にも丸みを感じる。
写真右:本堂の左には子宝に御利益のある「御授地蔵尊」、お百度参りの「百度石」が鎮座する。
→ 橋場寺不動院



浮世絵に描かれた都内有数の名所「石浜神社」

境内には6つの神社に、七福神の寿老人や商売繁盛をもたらす白狐も祀られており、「石浜神社」とは、その総称。建立は1200年以上前。聖武天皇の時代にまでさかのぼり、都内に存在する無数の神社の中でも、とりわけ名所として知られている。御朱印は寿老人が連れていると伝わる、シカの押し印が押される。 → 石浜神社



遊郭に働く女性を見守り続けた「吉原神社」

吉原神社

吉原の遊郭に祀られた5つの神社と、遊郭に隣接した弁財天を合祀。2012年に修復された奥宮の外壁一面には弁財天の姿が艶やかに描かれ、さらに春には、遊郭を訪れる人たちに良縁があるようにと植えられた「逢初桜」が見事な花を咲かせる。

吉原神社

写真左:平仮名で書かれた「よ」が弁財天に縁深いヘビの頭、「し」が胴体に。
写真右:地中から土地を守る「お穴さま」。心からお祈りすると必ず福が得られると伝わっている。
→ 吉原神社



11月の“酉の市”が待ち受ける「鷲神社」

2015年は11月5日(木)、17日(火)、29日(日)に行われる祭り「酉の市」だが、ここが発祥の地。七福神の寿老人が祀られるほか、今戸神社と合わせ、8つの寺院にお参りして恵みを受ける「下町八社福参り」の一つにも数えられている。ここの御朱印は酉の市の象徴である熊手に、神社に伝わる「なでおかめ」の押し印。 → 鷲神社



エメラルドグリーンの屋根が美しき「矢先稲荷神社」

矢先稲荷神社

三代将軍・徳川家光が、国家安泰・安全祈願、そして武道の鍛錬のため、この場所に京都に習った三十三間堂を創建したのが始まり。「矢先」の名も、武道にまつわる“弓矢”が由来と伝わっており、七福神の福禄寿は拝殿の右手に祀られている。

矢先稲荷神社

写真左:中央にも右下にも象形文字で表された「馬」の押し印が印象的。
写真右:古くから武道と共にあった馬。拝殿天井には100枚もの「日本乗馬史」が奉納されている。
→ 矢先稲荷神社



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※本記事内の情報は2015年09月28日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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